精神的な汗がひどく目立つなら「体質の問題」より「心の問題」である可能性があります。
暑くも寒くもないのに、心だけは落ち着かず、汗が止まらないなら、心理的な影響を疑ったほうがいいでしょう。
ストレスが多い現代社会です。
ストレスに限らず、誰にも言えない重荷を背負っていても、不思議ではありません。
心療内科の医師に、話を聞いてもらいましょう。
誰にでも、家族にも親友にも言えない心理的な悩みがあるものです。
そういう悩みは、思い切って、心療内科の医師にぶつければいいのです。
デリケートな話、つらい過去の話などを伝えるのです。
「赤の他人に、私の苦労の何がわかる!」
そう思うでしょう。
もちろん心療内科の医師とはいえ、赤の他人です。
話したところで、根本的な解決は難しいかもしれません。
タイムマシンがあって過去に戻って、やり直せるわけでもありません。
しかし、話をするだけでいいのです。
「誰かに聞いてもらう」「誰かに話してみる」という思いきった経験が大切です。
思いきった取り組みが、過去の邪念を振り払います。
ポイントは「素直に、全部、話してしまうこと」です。
意地を張らずに、心配事は、すべて話しましょう。
話すことは、吐き出すことです。
「誰にも言えないこと」が1つでも減るだけで、大きな前進です。
話すだけで「吐き出した」という過去ができると、いい区切りができます。
心が軽くなり、気持ちが晴れてきます。
不安が完全に消すのは難しいかもしれませんが、重荷がわずかに軽くなるだけでも、大きな意味があるのです。