鏡を見て、自分のしわに気づきます。
「ああ。しわがまた1つ増えた。こんなに年を取ってしまった」
たしかにしわは、老いを感じさせることの1つです。
しわがあればあるほど、年齢を高く見られやすくなります。
しかし、しわができるのは、悪いことではありません。
年を取れば、誰にもできるものです。
紫外線を避けることでしみやしわを防ぐことができても、生きているかぎり、やはり日光には当たるものです。
仕方ないといえば、仕方ない。
逆に言えば、顔のしわとは、それだけ長く生きている証しでもあります。
鏡を持って、自分の顔にできたしわをどう思うかが大切です。
しわを見て、悲しくなるのではありません。
恨んだらストレスがたまり、もっとしわが増えることでしょう。
もし、しわができてしまえば、発想を変えましょう。
勲章だと思えばいいのです。
勲章は、分厚い板に、彫刻のように切り刻まれたのが特徴です。
圧倒的な存在感があり、力強さがあります。
だからこそ、ありがたみがあり、誇らしく思います。
顔に刻まれたしわも、同じです。
勲章です。
これまでの長い人生を生きてこられた証しです。
しわをどう思っているのかが大切です。
しわを勲章だと思っている人には、誇らしい笑顔があります。
まったく老いを感じさせません。
山あり谷ありの人生を乗り越えてきたという自信があります。
そういう人は、年を取るにつれて、心は若返っているかのようなのです。