「そういえば、芸能人の○○に似ているよね」
友人同士の普段の会話で、芸能人に似ている話題がよく出ます。
あなたは芸能人の誰に似ていると言われますか。
何気ない瞬間ですが大切です。
似ていると言われたときを思い出しましょう。
おそらく嫌な気分になったのではないでしょうか。
もちろん誰に似ているかにもよりますが、嬉しくない場合のほうが多いはずです。
芸能人に似ている話題を、喜ぶのはまれです。
喜ぶ人がいますが、少数でしょう。
なぜでしょうか。
自分が、芸能人の模倣のように扱われている気がするからです。
芸能人がメインで、自分がサブになります。
自分のことをサブとして、小さく扱われているように聞こえます。
自分が芸能人の副産物であるかのように聞こえてしまい、少し気分が悪くなるのです。
かっこいい芸能人に似ていると言われても、どこか心につかえが残ります。
あくまで芸能人は芸能人であり、自分は自分です。
個人を尊重してもらいたいと思うのです。
似ていれば似ているほど、つい口に出して言いたくなります。
話題に出していいのは、相手からそういう話題を振ってきたときです。
もちろんかっこいい芸能人に似ていると言われると、喜ぶ人もいます。
しかし、世間一般に評判の芸能人でも、相手がその芸能人によい印象を持っているとは限りません。
似ていれば似ているほど、多くの人から同じ話題を振られているはずです。
「またこの話題か」「あなたも同じね」と思われ、げんなりするのです。
相手の気分を悪くさせないために似ていると思っても、控えたほうが無難なのです。