異業種交流会は、営業です。
営業を思い出しましょう。
営業は、自社の商品を消費者にご提案することです。
もしくは、相手の潜在的な欲求を引き出して、満足してもらうことです。
誰が商品を求めているのか、最初はわかりませんから、とにかくお宅訪問で一軒ずつ、丁寧に回っていきます。
「弊社ではこうした商品を販売しています。お宅では必要ですか」
しかし、ほとんどの場合、いい返事は返ってきません。
「いいえ、必要ありません」
「間に合っています」
「不要です。帰ってください」
これが普通です。
そもそも「この人だ!」という人に出会えるのは、大変低い確率です。
ほとんどの場合、断られます。
しかし、まれにいるのです。
「この人だ!」という人が。
「ちょうど今、そういう商品が欲しいと考えていたところなんです」
営業は、量が成績に比例する面があります。
たくさん訪問していけば、一定の確率で巡り合えます。
異業種交流会も、営業です。
自分でビジネスを持っている人は、相手に提案できることがあるはずです。
八百屋なら野菜を売っていますし、魚屋なら魚を売ります。
「私はこういうことができますが、いかがですか」
自己紹介して、自分の目的やできることを、相手に伝えるのです。
これを淡々と繰り返します。
自分と相手のビジネスがちょうどWIN・WINの関係になるような、絶妙な関係があります。
それを見つけるため、数をこなすのです。