「異業種交流会で出会っても、ほとんどの人と連絡を取らなくなる」
異業種交流会に参加した人が、後でよく漏らす愚痴です。
実際、これは本当です。
数多くの人と名刺交換をしても、薄い関係で終わってしまうことが大半です。
1,000人と出会って、1,000人と親密になるのは無理です。
人それぞれ性格もありますし、性格が違えば、話も違うのは当然です。
しかも異業種交流会のようにたくさんの人と出会っていると、名刺だけがたまります。
後から「この人、誰?」と思う笑い話がよくあるのです。
しかし「ほとんどの人と連絡を取らなくなる」ということは、逆に言えば「わずかに連絡を取り続ける人はいる」ということです。
0パーセントではないのです。
本当にごくごくわずかですが、何か「縁」のようなものを感じて、連絡を取り続ける人がいます。
その確率は「1,000人に1人」です。
たくさん名刺を交換しても、ほとんどの人とは連絡を取らなくなりますが、わずかに連絡を取り続ける人がいます。
それは、さまざまな要因が関係しています。
たまたま運がよかった。
たまたま住所が近かった。
たまたま話が合った。
偶然と奇跡が重なって、まれに連絡を取り続ける人がいます。
100人が参加する異業種交流会に10回参加して、ようやく1人、出会える確率です。
それが普通だと思うことです。
そういう人に出会うために、数をこなすのです。
最初から、大当たりを狙わないことです。
大当たりは、数をこなした人が出会えます。
ほとんどの人と仲良くなるのではなく、たった1人「奇跡の人」と出会うために、数をこなすのです。