執筆者:水口貴博

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

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意外なところに見つけた、夫婦円満の神様。

意外なところに見つけた、夫婦円満の神様。 | 散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

散歩の達人には、歩き仲間がいます。

運動好きの友人がいて、いつも同じ時間に歩くのが習慣になっているのもいいでしょう。

相手がいると「よし。もう少し先まで歩こうか」という気持ちが強くなります。

しかし、やはり一般的には「夫婦」で散歩をすることが多いはずです。

何しろ同じ屋根の下で暮らしていますから、比較的、生活リズムも合わせやすいことでしょう。

夫婦ですから、考え方も生活スタイルも似ている部分が多いはず。

夫婦だからこそ「一緒に歩こう」という気になりやすくなるでしょう。

私の両親も、夫婦で毎日散歩をしています。

朝の6時前には、2人とも自然に目が覚めます。

高齢なので、目覚まし時計なしで、結構早い時間に目が覚めます。

まだ外は薄暗い時間です。

目覚まし時計が鳴る前、ニワトリが鳴き始める前に、起きます。

さて、ここからがポイントです。

早く起きて何もすることがなければ、テレビを見たり、新聞を読んだりするだけでしょう。

幸い、水口家では雑種犬を1匹飼っています。

名前は「クッピー」です。

「早起きしたから、犬の散歩を兼ねて歩きに行こう」

父は母を誘い、もしくは母が父を誘い、雑種犬と一緒に散歩に出かけます。

ここに夫婦円満の秘密が隠されています。

「毎日誰かと歩く」ということは「毎日会話をする」ということです。

「毎日会話を交わす」ということは「日に日に仲が深まる」ということです。

散歩の習慣が、いつしかコミュニケーションの習慣になり、絆を深めたり意識合わせの時間になったりしています。

一定のコミュニケーション量をこなしているので、夫婦で考え方のすれ違いが発生しにくくなります。

なにより、そういうきっかけを作り出しているのは、意外にも自宅で飼っている「1匹の犬」です。

私はそのとき、はっとしました。

それまでは両親の仲がいいのは、てっきり相性が初めからよかったからだと思っていました。

もちろんそういう面もあるのでしょう。

しかし、実は意外にも、自宅で飼っている犬が、夫婦円満に一役買っていると気づきました。

神様は、姿形を変えて、私たちの生活の至る所に存在すると言います。

自宅で飼っている犬こそ、夫婦円満の神様に思えてきます。

ペットの犬がいるからこそ、毎日の散歩という用事が生まれ、夫婦で会話する機会が生まれ、円満につながっています。

クッピーに話しかけました。

「神様、ありがとう」と。

すると「ばれたか」と言わんばかりの表情で、しっぽを左右に大きく振っていたのでした。

散歩の楽しみ方に気づくポイント(23)
  • 夫婦で、散歩する。
無邪気な犬と散歩していると、自然と長距離を歩きやすい。

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

  1. なぜ歩くと、疲れが取れて、元気が出てくるのか。
  2. 歩くことは、若々しい体と脳を保つ方法である。
  3. 大都会の中の散歩だからこそ、若返りの効果も高い。
  4. マスクをせざるを得ない状況で気づいた、意外な効用。
  5. 「歩いている」より「歩かせてもらっている」と考える。
  6. 時と場合によって、散歩は睡眠薬の代わりになる。
  7. 散歩の達人は、後ろを確認してから曲がり角を曲がる。
  8. 散歩の達人は、指を差すのがうまい。
  9. 散歩の達人のポケットには、紙とペンが入っている。
  10. 都会なら、自然による刺激を求めよ。
    田舎なら、人工による刺激を求めよ。
  11. 散歩の準備体操は、映画のオープニングと同じ。
    省略したくてもしないほうがいい。
  12. 博物館は、歩かされる散歩スポット。
  13. 散歩を「メイン」にしない。
    「サブ」にしたほうがいい。
  14. 散歩の達人は、目的に応じて歩くスピードを使い分けるのがうまい。
  15. 散歩の達人は、大自然と対話ができることに気づいている。
  16. 歩きたくなるためには、歩くメリットを考えればいい。
  17. 散歩の達人は、歩かなくていいところより、歩けるところを探す。
  18. 散歩の達人がウォーキング・シューズにお金をかける、本当の理由。
  19. 無理をしてまで歩かないのが、楽しく散歩を続けるコツ。
  20. 目線を上げたり下げたりするだけで、同じ道でも変わって見えてくる。
  21. 音楽は、テンションを最高潮まで一気に押し上げてくれる。
  22. 冒険心をくすぐる上手な歩き方。
  23. 意外なところに見つけた、夫婦円満の神様。
  24. 無邪気な犬と散歩していると、自然と長距離を歩きやすい。
  25. 同じ時間、同じ道で、同じ人を大切にする。
  26. 「階段」と思うから疲れが出る。
    「散歩コース」と思うと、疲れが快感になる。
  27. タオルが大げさなら、せめてハンカチを持参しよう。
  28. 散歩の達人は、ぶつぶつしゃべりながら歩く。
  29. 散歩の達人は、手を使って生命力を感じ取る。
  30. 散歩の達人は、いい年して迷子になることを恐れない。

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