ファッションセンスには「デザイン面」と「機能面」の2つのセンスがあります。
ファッションセンスといえば「デザイン面を重視」と考えがちです。
見かけの華やかさを優先して考えてしまいますし、そういう人がほとんどです。
たしかにデザイン面は、おしゃれには欠かせません。
おしゃれなデザインの服装をして、注目を集めたいです。
イメージアップをしたいと思います。
若い人は、人目を意識する傾向が強いですから「デザインこそ最重要!」と主張する人も多いはずです。
しかし、私は実体験から、言えることがあります。
デザインばかりに偏った服装は、遅かれ早かれ、着られなくなります。
なぜでしょうか。
どんなにかっこよくても、破れやすかったり、着心地が悪かったり、実用面に乏しい服は、着ていて疲れます。
どんなにおしゃれでも、ポケットがないズボンは、小銭や財布が入れられないので大変不便です。
おしゃれなデザインでも、色落ちしやすい素材であったり、破れやすい作りだったりでは、あっという間に消耗してしまいます。
機能面が考えられていない服は、いつの間にかたんすの奥に隠れてしまい、忘れられます。
本当に優れたファッションセンスとは、デザインと機能が両立できている服装です。
「かっこいいにもかかわらず使いやすい」
「スタイリッシュであり、着心地もいい」
「小さいながらも、着る人のことを考えられている」
着る人のことを本当に考えられている服は、デザインだけでなく、必ず機能面も優れています。
使いやすいファスナーが、デザインにマッチしているもの。
かっこいいにもかかわらず、ポケットが大きめであるもの。
使う人のことを考えられたポケットのある、バッグや財布などです。
そういう物品を選べるようになりましょう。
そういう組み合わせを考えられるようになりましょう。
機能面を考慮してこそ、真のファッションセンスなのです。