あなたは自分にとってよい出会いとは何を基準にして決めていますか。
「お金持ちかどうか」で判断するのでしょうか。
「学歴がどうか」で判断するのでしょうか。
「自分に得があるかどうか」で判断するのでしょうか。
いいえ、それらは一切気にする必要はありません。
実際のところ、出会ってみないとわかりません。
いい出会いかどうかは、出会う前にはわかりません。
わかるのは「出会う前」ではなく「出会った後」です。
出会った後に、お互いがどのくらい濃い時間を過ごし、思い出をたくさん作ったかです。
出会った後の過ごし方しだいで、すべての人間関係がプラスになります。
子どものころを思い出しましょう。
幼いころは、お互いに何もありませんでした。
しかし、お金や学歴がなくても友人はでき、心から仲良くできました。
そういう友人からの影響もたくさん受けて、育ったことでしょう。
時間をかけた友人ほど、親友になっているはずです。
お金や学歴など、真の人間関係には一切不要です。
むしろ、そういうことを判断基準にして人を選んだから、うまくいかなかった人は大勢います。
色メガネをかけて人を評価し、自分にどのくらい得があるか、利益があるかを計算しながら付き合おうとします。
自分に得だという人だけを選んで付き合っているから目つきがいやらしくなり、人から嫌われ、逃げられます。
また、そういう基準で判断する危険性は、もう1つあります。
相手の経済力が豊かなうちはいいですが、何かの拍子で相手の経済力が傾けば、すぐ縁が切れてしまうことです。
金の切れ目が縁の切れ目です。
損得で評価していると、評価が悪くなったとき、人間関係も終わりになります。
そんな評価で人を判断してしまうから、いい出会いも、ダメになります。
人を評価すると、いい人と出会えなくなります。
しかし、実際のところ、自分でいい出会いをダメにしているだけです。
人生、山あり谷ありです。
すべての人がいいときもあれば、悪いときもあります。
あなたにとって、すべての人に対して同じように接しましょう。
人を評価しなくなったとき、あなたは人間関係の達人になれるのです。