あなたは、人生の計画を立てるとき、どのような計画方法で組み立てていますか。
ほとんどの人が、今から未来を見て、計画を立てています。
「今→未来」という計画の立て方です。
しかし、よく考えましょう。
未来というのは、抽象的で曖昧だとは思いませんか。
未来とは、いつのことでしょうか。
1年後でしょうか。
10年後でしょうか。
30年後でしょうか。
たとえ、1年後でも、10年後でも、必ずそのときまで生きているという保障はありません。
未来がはっきりしていないために、具体的な計画が立てられないのです。
もしかしたら1年後には、もう死んでいるかもしれません。
今から未来への目標は、なかなか具体的な指標にはなりにくい。
しかし、ただ1つ必ず、絶対に訪れる具体的な未来があります。
「死」という逃れようのない現実です。
あなたがこの世における最終到着地点は、死という現実です。
紛れもない、曲げようのない、逃げようのない、絶対的な真実です。
本当の計画を立てるためには、一番遠いところから立てていかないといけない。
死という一番遠いゴールから今へ向けて、計画を立てることが大切です。
死の時を迎えたとき、あなたは何を思って逝きたいか。
心残りはないか。
後悔することはないか。
それらを手がかりに死の瞬間から今を考えるのです。
ゴールが見えたとき、初めて走り方を調整できます。
今から未来を考えるのではありません。
それは未来がはっきりしませんから、なかなかうまい計画を立てにくい。
未来から今を考えるのです。
死の瞬間から今を考えるのです。
死ぬときに後悔しないような人生を思い描き、その実現のために今、何ができるかと想像して行動します。
それが最も正確な計画の立て方です。