私が昔、仕事で出会った男性のお話です。
一緒に仕事をする人だと紹介されて初めてあったとき、初めに出た言葉は暗い話題ばかりでした。
「今日はだるいね」
「こんな仕事、引き受けるんじゃなかった」
「君との付き合いは、この仕事かぎりだから」
初めてあったときに、ろくに自己紹介もせずに、ただ仕事の愚痴や他人の悪態をついた発言ばかりでした。
聞いているこちらまで、気分が悪くなってしまったことを覚えています。
その瞬間から、その人の第一印象は決まり「暗い人」というイメージがこびりついてしまいました。
一度、そうした印象がついてしまうと、なかなか離れにくくなります。
本当は明るい人かもしれませんが、初めに暗い話をされてしまったため、暗い人という印象が一番強くなってしまったのです。
私はこのとき「自分は暗い話をしないように気をつけよう」と思いました。
結局その人とのお付き合いは、3カ月しかもたず、相手のほうから仕事を辞めてしまいました。
暗い話をすると、暗い人だと思われます。
もし話が暗くなってしまうなら、しないほうがましです。
暗い話は、あなたを本当に暗くさせ、暗い印象に変えてしまうという悪の力があるのです。