説教をすれば、尊敬されると思っていませんか。
次のような言葉に心当たりがあれば、要注意です。
「俺が若いころは、これくらいできた」
「これくらい、簡単だろ」
「俺なら、すぐできるな」
「そんなこともできないのか」
自分ができることを武器に、相手を叩きのめします。
相手を下げて、自分を上げるような言葉を並べて、自分の能力の高さをひけらかそうとする人は、嫌われてしまうタイプの1つです。
説教をするくらい、自分がほかの人たちから注目や尊敬をされると、勘違いしているのです。
説教を口説きと勘違いしている人は、人から好かれるどころか嫌われます。
自分では「俺は何ていいことを言っているのだろう」と酔いしれますが、聞いている側は自慢話にしか感じません。
感じが悪く、後味も悪いです。
人間関係がよくなるどころか、悪くなります。
説教で口説くのではありません。
褒めることで、口説くのです。
褒め言葉は、嬉しいものです。
自分の能力や仕事、勉強がほかの人から認められると「自分は捨てたものではない」と感じ、嬉しくなります。
ほかの人から注目されると、もちろんやる気も元気も出てきます。
褒め言葉は、最高の口説き文句なのです。
アメリカでは、男性は女性を口説いて落とします。
「君のおかげで助かった」
「あなたがいてくれて、本当によかった」
「君と出会えてよかった」
感謝をしたり、褒めたりして、相手との心の距離を縮めます。
口説きたければ、説教ではなく、褒めて口説きましょう。
紳士は、褒めてたたえて、口説きに成功するのです。