「どうだ、すごいだろ!」
自慢話は、聞いている人を疲れさせます。
自分が過去に成功した話をしたり、ほかの人より優れているところを発表したり、知識をひけらかして自慢をする人がいます。
それがかっこいいと思って話をしていますが、聞いている人は案外退屈しています。
「だからなんなんだよ」
「あなたの自慢話は聞いても、面白くない」
そういうふうに思っているものです。
自慢をする側は気持ちいいかもしれませんが、聞いている側は不快になり、暇で退屈で仕方ないのです。
自慢話をすればするほど、場の空気が悪くなります。
自慢ではなく、恥ずかしい失敗談をするほうが、みんなからモテるようになります。
失敗談は、誰もが言いたくないものです。
隠したがる話です。
あほだと思われてしまうからです。
だからこそ、みんなが聞きたくて、失敗の話には耳を傾けてしまうのです。
また失敗談は、聞いている人に安心を与えます。
「なんだ、自分だけじゃなかったんだ」
「彼も失敗したのか」
「彼も普通の人間なんだ」
失敗談を聞くと、頭が悪いと思っていた人も「自分はまだいけるのではないか」と思い、元気が出てきます。
自慢ばかりするエリートより、失敗談をする人のほうが庶民的でぽかぽかした温かみがあります。
みんなからの心を集めることができるのです。
失敗談を話すと、空気がどんどんよくなります。
あなたは、自慢話をしていませんか。
どうせ話をするなら、自慢ではなく、恥ずかしい失敗を話したほうが、実はモテるのです。