友人は、話に笑っています。
しかし、表情は、愛想笑いになっています。
「笑っている」のではなく「笑ってくれているのだな」と理解して、自分の話を反省します。
そうした経験に、心当たりはありませんか。
相手の表情は、無言のメッセージです。
言いたいけれど、口には出して言えない言葉があります。
話しているときの相手の表情は、さまざまなメッセージが含まれています。
「話が長くてつまらない。早く話が終わらないかな」
「用事があって、話を聞いている場合ではない」
「その話、前にも一度聞いたよ」
「面白くない話だな」
言いたいことを我慢するとき、その言葉は表情となって表れます。
眉間にしわが寄っていたり、愛想笑いをしたり、目がうつろになっていたりなどです。
表情には、口に出しては言えない言葉が含まれています。
表情は、口には出して言えない言葉を、代わりに表現するところです。
相手の表情をしっかりみれば、さまざまな空気を読むことができるようになります。
言葉から話を理解して、表情から口には出して言えない言葉を感じ取ります。
声と表情の両方からのコミュニケーションを、心がけましょう。
相手の気持ちが理解できるようになり、人間関係の向上につながるのです。