空気が読めない人は、用事があるときに、いきなり話しかけます。
相手の状況などは見ず、自分の用事があるから、突然相手に話しかけようとします。
この「いきなりさ」が空気を壊してしまうのです。
もしかしたら、相手は考えている途中かもしれませんし、仕事の途中、勉強の最中、物思いにふけっている途中かもしれません。
そんなときに「あのさ。この前の話だけど」と突然用件を話し始められると「えっ、なになに?」と、相手は驚いてしまいます。
中には「挨拶もなしに、突然話しかけないで」と、いら立つ人もいるでしょう。
いきなり話しかけることは、空気を壊してしまう行為です。
いきなり話しかけてはマナー違反です。
では、こういうときにはどうすればいいのでしょうか。
空気を大切にするためには、クッション言葉から入るのです。
自分の用事を話し始める前に、相手の状態を気遣って「クッション言葉」から入ります。
「お忙しいところ、恐れ入ります」
「今、ちょっといいですか」
「今、お時間、大丈夫ですか」
「おはようございます。ちょっとお話があるのですが」
「お疲れさまです。今、お忙しいですか」
どうでしょうか。
いきなり用件を話しかけられることに比べれば、いくぶん柔らかい入り方になりましたね。
挨拶を兼ねて、柔らかくクッションのように話しかけると、相手も話を受け入れやすくなります。
クッション言葉は、空気を大切にする言葉です。
相手の状態を見ながら、できるだけ空気を壊さないように話しかけましょう。