「合う」と「合わせる」という2つの表現は、似ていますがまったく別です。
特に人間関係では、その違いがはっきりわかります。
「好きな人と話が合う」と「好きな人に話を合わせる」とでは、どちらのほうが居心地がいいでしょうか。
もちろん「合う」のほうが、初めから苦労がありませんから楽です。
「合う」と「合わせる」だけの違いとはいえ、人間関係には大きな違いが生まれます。
では、話が合わない人とは、いつまでもよい関係を結ぶことはできないのでしょうか。
いいえ、実は方法があります。
自分のレベルを上げればいいのです。
精神的なレベルが上がれば、相手と合わせることなく、合うようになります。
あなたが勉強を習慣にすれば、いろいろな本や雑誌に目を通すようになり、人の話も興味を持って一生懸命に聞くようになります。
すると、今まで話が合わなかった人とでも、次第に話が合うようになります。
またあなたの理解力が上がることも同じです。
人生経験を積み、自分がいろいろな体験をすることで、今まではわからなかった人の話がわかるようになります。
子が親になり、父と母の気持ちがわかるようになることと同じです。
すると、今まで話が合わなかったり、わからなかったりした内容も、わかるようになります。
「あなたの器が大きくなり、相手を包み込むことができるようになる」ということです。
赤い糸は、大人によく起こる現象です。
大人はその分経験が豊富であり、人の話を理解できる理解力を備えているからです。
あなたのレベルが上がることで自然と、相手とうまく付き合っていけるようになるのです。