中国のことわざに「一笑一若、一怒一老」という言葉があります。
「一笑一若」とは「1回笑えば、1つ若返る」という意味です。
笑いは心身に好影響を及ぼす感情です。
笑うことは、若返りの薬を口にするのと同じこと。
笑いは身も心にも良い影響があり、若返りの効果があり、寿命を延ばす力があります。
長生きしている年配者は日頃からにこにこしていてよく笑っています。
笑えば笑うほど寿命が延びて、健康で長生きできます。
「一怒一老」とは「1回怒れば、1つ年を取る」という意味です。
怒りは心身に悪影響を及ぼす感情です。
怒ることは、猛毒を口にするのと同じこと。
身も心にも悪い影響があり、老いを促します。
日頃から怒りやすい人は老いやすくなって、どんどん寿命が縮んでしまいます。
怒りっぽい人であればあるほど短命で終わってしまうので注意が必要です。
「1回怒って1つ年を取ったら、1回笑って取り返せばいい」と思うかもしれません。
たしかにそのとおりです。
日常ではうっかり怒ってしまうことがあるでしょう。
注意していても、つい感情のコントロールが緩くなることがあるもの。
1回怒ることがあれば、1回笑う機会を作ってください。
1回怒って1つ年を取っても、1回笑う機会を作ることで1つ若返ることになり、ゼロにできます。
悪影響を帳消しにできるのは幸いなことです。
一件落着といきたいところですが、満足するのはまだ早い。
1回怒って1つ年を取っても、1回笑って取り返すのではありません。
ついでにもう1回笑う機会を作りましょう。
2回笑えば、ゼロからプラスになって若返ることになります。
調子がよければ、3回笑うのもよし。
老いを取り返すどころか、笑えば笑うほどどんどん若返っていきます。
うっかり怒ることがあっても、それ以上に笑うことができれば、結果として若返ることになります。
年齢を重ねることはあっても、心だけは若々しくありたい。
一生青春を実現するのも夢ではありません。