気が進まないときに思う、心の声があります。
どちらもよくある心の声でしょう。
どちらも「気が進まない」という点は同じです。
似たような意味なので、混同している人も多いのではないでしょうか。
だからこそ要注意です。
「嫌だな」と「面倒くさいな」は、似て非なるものです。
混同しないことです。
本質は違うため、それぞれ区別することが大切です。
「嫌だな」と思う気持ちの正体は何か。
「嫌悪感」です。
生理的な拒否反応です。
つまり、嫌いなことだということです。
「近寄ってはいけない」「関わってはいけない」と心が叫んでいます。
生理的な拒否反応はどうしようもありません。
気合や根性といった精神論で解決するものではありません。
嫌なことを無理やり頑張ったところで幸せにはなれません。
苦痛や不快感があってストレスに苦しむことになり、精神衛生上よくありません。
嫌悪感が増して、ますます嫌いになるだけです。
「嫌だな」と思う気持ちは「やめたほうがいいよ」という心の本音です。
心の声に従い、できるだけ関わらないほうがいいでしょう。
仕事の都合で仕方ないときもありますが、なるべく距離を置いたり頻度を減らしたりするのが得策です。
「面倒くさいな」と思う気持ちの正体は何か。
「惰性」です。
心のたるみです。
惰性ですから、そのままにしたところで仕方ありません。
放置していると、ますますだらける一方です。
「面倒くさいな」と思うことはどうするか。
面倒くさいことでも、やるべき仕事なら、さっさと取りかかりましょう。
後回しにしたところで、やらなければいけないことに変わりありません。
ストレスや抵抗感はあるかもしれませんが、与えられた仕事であれば、きちんと取り組むことです。
びしっと気持ちを引き締め、気合を入れましょう。
だらけた気持ちは引き締めるのが正解です。
面倒くさい仕事ほど、早めに取りかかるのが正解です。
早めに取りかかった分だけ、早く終わります。
「面倒くさいな」と思うことなら、しっかり気持ちを引き締めましょう。
心の声に耳を傾けてください。
あなたの心が叫んでいるのは「嫌だな」「面倒くさいな」のどちらでしょうか。
心の声を区別して、適切に対処してください。
自分の本音に気づくことで、人生の選択が上手になります。