気持ちを整理整頓するうえで欠かせない大切なことは「何を考えているか」ということです。
普段はどんなことを考え、何を思っているのかで、気持ちのコントロールが大きく変わってきます。
明るいことを考えていると前向きになり、暗いことを考えていると行動力がなくなります。
これは当然のことであなたも知っていることでしょう。
しかし、特に大切なことがあります。
「やってはいけないことばかりを考えない」ということです。
世の中にはやってはいけないことがたくさんあります。
学校なら「校則」があり、社会では「法律」があります。
食事なら「マナー」が存在し、ゲームでは「ルール」があります。
しかし、生活するうえで、そんな校則や法律、マナーやルールといった、してはいけないことばかり考えていてはどうでしょうか。
「これはしてはいけません」
「あれもダメです」
「それはやらないでください」
「あれもダメ。これもダメ」
それらばかりを聞かされていると「じゃあ、何をすればいいんだ!」となります。
行動しようにも禁止事項が怖くて、何も行動できなくなってしまうのです。
もちろん禁止事項そのものがいけないといっているのではありません。
考えすぎてはいけないということです。
やってはいけないことばかりを考えていて、滅入ってしまうのは「気持ち」です。
やってはいけないことばかり聞かされ考えてばかりいると、何もやる気が起きなくなります。
そのうえ、元気がなくなってしまうのです。
せっかくやる気が出ても「これはやってはいけない。あれも触れてはいけない」では、元気が奪われ、何も行動できなくなります。
校則やマナーといったルールは、考えてばかりいると、いつの間にかやる気や元気と行動力を奪っていくことになるのです。