「考える」という行為には、多少なりとも「時間」と「労力」が必要です。
たとえそれが良いことであろうと、悪いことであろうと関係ありません。
良いことを考えるときにも時間と労力が必要になり、また悪いことを考えるときにも同じく時間と労力が必要です。
私は将来のことを考えるときには、まず良いほうを先に考えるようにしています。
明るく元気になるようなことを先に考え、元気になるようにしています。
もちろん危険やリスクをまったく考えないわけではありません。
それらは良いことを先に考えた後に、考えます。
良いことから考え始め、悪いことは後回しにしておくのです。
このほうが結果としては頭を上手に使えます。
悪いことから先に考え始めると、まず気分が悪くなり落ち込みます。
大きなため息をついて、元気が消えてしまい、もうあまり先のことは考えたくなくなります。
気分が悪くなったところで次に明るいことはなかなか考えづらく、落ち込んだ状態から這い上がることにも時間がかかります。
考えるという行為には良いことであろうと悪いことであろうと、同じように時間と労力が必要です。
同じエネルギーを使うくらいなら、良いことを考えるように使ったほうが効果的です。
一度気分が落ち込んでしまう前に、先に良いことを考え気分を上げておくことがポイントなのです。