「この人と会うメリットがあるだろうか」
「この出会いには、どんな得があるだろうか」
打算や損得を考えながら出会っていませんか。
たしかに得やメリットがあれば、出会いに行くモチベーションも高くなるでしょう。
自分に恩恵があるなら、出会いに行かない理由はありません。
喜んでにこにこしながら出会いに行くでしょう。
得やメリットが得られれば「出会ってよかった」と思えるはずです。
しかし、出会いに恵まれたいなら、打算や損得を考えるのは要注意です。
打算や損得を考えていると、かえって出会いの可能性の制限につながるからです。
打算や損得を考えると、出会いのブレーキになります。
「得がなければ会わない」
「メリットがないなら会う必要がない」
損得という基準だけで、会うかどうか決めることになります。
もちろんビジネスでは必要な考え方ですが、プライベートまで持ち込むのはよくありません。
品定めをするような目つきになります。
メリットばかりに注意が向いて、純粋なコミュニケーションを楽しめなくなります。
少しでも自分に損があるとわかれば、冷たい態度を取ってしまいます。
大切な人は、そのときにわかるとは限りません。
長い歳月を経てからわかることもあります。
むしろ大切な人ほど、重要な存在と気づくのに時間がかかるものです。
最初から打算や損得で考えると、自ら出会いの可能性を制限することになるのです。
出会いに恵まれている人は、打算や損得勘定を考えていません。
「打算って何?」「損得勘定って何?」といった感じです。
では、何を考えているのか。
楽しむことだけ考えています。
初対面を楽しんでいます。
会話を楽しんでいます。
新しい人と知り合えることを楽しんでいます。
楽しい時間を過ごすことを楽しんでいます。
笑って楽しむことに集中しています。
出会いそのものを楽しんでいます。
楽しむことに集中しているから、出会いの恐怖も恥ずかしさも半減します。
会いたい人がいるなら、軽いフットワークでさっと会いに行けます。
警戒心が解かれ、心がオープンになって、話しやすくなります。
たとえ損があってもにこにこしています。
出会いに失敗しても「まあいいか」「こういうこともあるよね」と笑い飛ばします。
だから、どんどん出会いに恵まれるのです。
出会いを楽しみましょう。
価値があるから、楽しむのではありません。
楽しむから価値が出てくるのです。
打算や損得は考えず、純粋に出会いを楽しんでください。
純粋に出会いを楽しめば楽しむほど、出会いの可能性が引き出されます。
人が奇跡と幸運をもたらし、素晴らしい未来を引き寄せるのです。