出会いには、動いたり話しかけたりすることが必要です。
受け身の姿勢はよくありません。
じっと待っているばかりでは、出会いの有無を運や偶然に任せることになります。
そのため出会いでは、自分から近づき、積極的に話しかけていくことが大切です。
ここで大切なことがあります。
「さあ、出会いに行こう」
「さあ、話しかけよう」
「さあ、食事に誘ってみよう」
出会いのアクションを意識するのはいいのですが、実は理想とは言えない状態です。
意識しているのは、まだ中途半端な状態です。
意識しているということは、まだ本当に身についていない状態です。
出会いに恵まれたいなら、動いたり話しかけたり誘ったりすることを無意識のレベルまで高めましょう。
「習慣にする」ということです。
習慣になれば、もはや意識することがなくなります。
あなたが朝起きて、顔を洗ったり着替えたりするとき「さあ、顔を洗おう」「さあ、着替えよう」とは思わないはずです。
普通に顔を洗い、普通に着替えているはずです。
勇気を出すこともなければ、気合を入れることもないでしょう。
習慣になれば、勝手に体が動く状態になります。
特別なこととも思わなくなります。
これが理想的な状態です。
出会いに恵まれる人は、話しかけたり出会いに行ったりすることを、いちいち意識しません。
「気づけば、動いていた。話しかけていた。誘っていた」という状態です。
そのため自然と出会いに恵まれ、多くの人たちと接していけます。
どうすれば無意識のレベルまでできるのか。
ポイントは「場数を踏むこと」にあります。
日頃から繰り返して、どんどん場数を踏んでいきましょう。
最初は意識して行動したり、勇気を出して話しかけたりしてもかまいません。
最初は意識が必要で特別に感じていても、慣れていくにつれて意識しなくなり、普通に感じてきます。
最初は恥ずかしく感じていても、だんだん普通になってきます。
最初はぎこちなくても、だんだん慣れてスムーズになります。
無意識にできるようになるまで、ひたすら場数を踏んで、日頃から続けていきましょう。
場数に勝るものはありません。
どんどん場数を踏んでいくと、あるときから、新しい行動パターンが普通になってきます。
「出会いに行くのは当たり前。話しかけるのも当たり前。誘うのも当たり前」という状態になります。
特別なことと思わなくなり、普通のことと思うようになります。
自然と出会いに行くようになり、自然と話しかけるようになります。
もはや条件反射で体が動くようになるのです。