感動したとき、褒めたたえたいとき、素晴らしいことがあったとき。
そんなとき私たちは拍手をしたくなります。
拍手の音は、最も素晴らしい響きの1つ。
拍手の音には、お祝いの気持ちを盛り上げ、幸福感を高める力があります。
拍手は、世界共通の言語です。
人種は関係ありません。
拍手をされると、自分が認められていると感じるので、嬉しくなりますね。
言葉は通じなくても、拍手をすれば、称賛や感動の気持ちが相手に伝わります。
ところが拍手をしたくても、できない場面があります。
しんと静まりかえったところでは、拍手ができません。
また、距離が遠く離れている状況では、拍手をしても聞こえないでしょう。
しかし、諦める必要はありません。
「拍手は、直接手を叩くもの」と考えるのは、思い込みです。
「手を叩く」という形式にとらわれる必要はなく、もっと自由に考えましょう。
心の中で拍手をすればいいのです。
心の中で「ぱちぱちぱち」と拍手しましょう。
音として聞こえなくても、立派な拍手です。
相手の耳に聞こえていなくても、心には届いています。
あなたの声・表情・雰囲気などから、自然と拍手が伝わっているのです。
心の拍手には、距離が関係ありません。
近くにいる相手だけでなく、遠くにいる相手でも伝わります。
テレパシーのように、物理的な距離を超越して伝わります。
心の拍手には、素晴らしい効果があります。
それは、心をきれいにする効果です。
心の中で拍手をすると、響きのいい音が心の中で響き渡ります。
邪悪な心が取り払われ、どんどん心がきれいになります。
そのため、普段から心の拍手をしている人は、いつも心がきれいです。
直接拍手ができないときは、心の中で拍手をしましょう。
遠慮する必要はありません。
相手のためだけでなく、自分のためにもなるのですから、積極的にしていきましょう。
心の拍手が習慣になっていれば、いつもきれいな心でいられます。
心の拍手ができる人に悪い人はいないのです。