日常では、もらい泣きをしそうになるシーンがあります。
涙の事情は、さまざまです。
悲しくて流す涙もあれば、嬉しくて流す涙もあります。
何らかの事情があって泣いている姿を見ていると、こちらまで感情が伝わってきます。
同情の心が反応して、目元がうるうるしてくるのです。
この瞬間です。
もらい泣きをしそうになったとき、我慢していませんか。
「涙をこらえなければいけない」
「つられて泣いてはいけない」
「一緒に泣くのは恥ずかしい」
涙を我慢する人が少なくありません。
それはいけません。
もらい泣きを我慢することは、きちんと共感していることになっていません。
時と場合によっては、相手を拒絶しているとも言えるでしょう。
もらい泣きを我慢していると、ストレスとなって、体に毒です。
もらい泣きを我慢する必要はありません。
もらい泣きをしそうになったら、一緒に泣きましょう。
感情の赴くままに、自分も一緒に涙を流すことです。
もらい泣きは、共感できた証拠です。
相手と同じ気持ちになり、心が一体化しました。
相手の心に寄り添い、高ぶった感情を共有することができました。
これは素晴らしいことです。
あなたがもらい泣きをすることで、相手は「共感してくれた」とわかり、喜んでくれます。
一緒に泣いてくれる人がいることほど、心強いことはありません。
癒されたり励まされたりするでしょう。
そして大きな幸せを感じるでしょう。
もらい泣きをする人に、冷たい人はいません。
もらい泣きができる人は、みな優しい人ばかりです。
もらい泣きも、1つの能力です。
ほかの動物は、もらい泣きをすることがありません。
地球上の中でも、もらい泣きができるのは、人だけです。
せっかく素晴らしい能力が備わっているのですから、きちんと活用しましょう。
もらい泣きができる人は「より人間らしい」といえます。
日常の中で、涙を流す機会は、なかなかありません。
なかなかないからこそ、もらい泣きの機会を通して、積極的に泣く機会を増やしていくことです。
もらい泣きは、我慢するものではなく、積極的にしていくものなのです。