世の中には「エリートコース」なるものが存在します。
一般的にエリートコースとは「競争を勝ち抜いて、社会的に高い地位を得る道筋のこと」をいいます。
受験戦争を勝ち抜き、一流有名大学を出て、一流有名企業に就職する。
高収入を得ながら順調に出世街道を歩んで、取引先からの信頼を勝ち取る。
仕事で大きな結果を出して、役職を勝ち取る。
そして、労をねぎらう退職金をもらって、美しく退職する。
これはエリートコースの定番と言っていいでしょう。
エリートコースといえば、レールの上にあるのが特徴です。
世間が認めたコースの上を進むから、世間から褒められます。
しかし、エリートコースはレールの上しかないと思っているなら誤解です。
一般的なエリートコースから外れても、エリートコースのすべてが絶たれたわけではありません。
世の中には、レールから外れたエリートコースもあります。
エリートとは、優れた素質や能力を生かして、指導的地位に就いている人のことをいいます。
それは、レールの上だけでなく、レールから外れてからでも実現できます。
レールの外で、エリートらしい仕事をして、結果を出せばいいのです。
レールから外れたからこそできることがあります。
その状況を生かして、輝かしい結果を出せばいいのです。
一般的なエリートコースは、世間の価値観によるものにすぎません。
自分にとってのエリートコースは自分で決めることができます。
大切なことは「自分を生かして、人と社会の発展に貢献すること」です。
世の中には、レールから外れても、社会的に成功を収めた人が多く存在します。
これらはすべて一度落ちこぼれていますが、最終的にエリートになっています。
落ちこぼれた経験があっても、それはまだ確定した結果ではなく、途中段階にすぎません。
最終的に成功すればいいのです。
最終的に成功すれば、その道がエリートコースになります。
どんな形であろうと、人と社会の発展に貢献できる結果を出せば、エリートです。
レールから外れることがあっても、最終的に結果を出せばいいことです。
マイナスの過去があっても、最終的に成功すれば、プラスの過去に変わります。
「あのときの挫折・失敗があったおかげだ」と言えるようになります。
レールから外れて落ちこぼれることがあっても、自分の得意や長所を生かして、社会的な成功を目指しましょう。
敷かれたレールの上を走るのもいいですが、レールの外を走るのも素晴らしい。
むしろレールから外れたからこそ自由です。
レールの上はすでにルールが存在しますが、レールの外ならあなたが自由にルールを作れます。
仕事のルールも戦う土俵も、自分で決めることができます。
自分に有利なルールを作り、自分にとって有利な土俵の上で戦えばいい。
自分を生かして、人や社会に貢献できる結果を出すことです。
レールから外れても競争があることに変わりはありませんが、自分に有利な土俵の上なら、結果を出しやすくなるでしょう。
大きな結果である必要はなく、小さな結果でもかまいません。
自分を生かして、人や社会の発展に貢献できた事実は「成功」です。
自分を生かして結果を出すことが、エリートコースです。
すなわち、自分にとってのエリートコースなのです。