あなたが今、頑張っていることを思い出してください。
それは、一時的でいいことでしょうか。
一時的な勉強、一時的な仕事、一時的な遊び。
もし一時的でかまわないなら、アクセルだけで十分です。
一切ブレーキは踏まず、とにかくアクセルだけを踏みましょう。
締め切りがあり、しかも「一度限り」という制限があるなら、アクセルだけで十分です。
最大限の力を発揮できるよう、全力を尽くすことに集中します。
パワーを集中させれば、120パーセントの力を発揮できるようになり、大きな成果を発揮できるでしょう。
すさまじいパワーとスピードによって、最も記録を伸ばしていけるでしょう。
全力を尽くせば、人生の貴重なチャンスを生かすことができるでしょう。
リソースが限られていても、一点に集中させれば、偉大な結果を発揮できます。
ただし、一時的ではなく、長く続けたいなら、事情は変わります。
長く続けたいなら、アクセルだけでなく、ブレーキも大切です。
アクセルばかり踏んでいると、いずれ限界に達します。
身も心も消耗が激しくなり、最終的に嫌になってしまいます。
体を壊したり、強い摩擦が生じたりして、続けたくても続けられない状態になります。
一時的に高い結果を発揮できても、途中で嫌になってやめることになるのです。
せっかく結果を残せても、途中でやめてしまっては残念です。
挫折することはなくても、燃え尽きることになります。
長く続けたいなら、ブレーキこそ重要です。
仕事・勉強・スポーツなど、ジャンルは問いません。
長く続けたいなら、きちんとブレーキも踏むことです。
まだ余力が残っていたとしても「これ以上頑張ると、悪影響が出そう」と感じたら、素直にブレーキを踏みます。
徹夜を控え、やりすぎに注意します。
休憩する、休暇を取る、手伝ってもらう。
仕事の一部を翌日に回すことになるかもしれませんが、仕方ありません。
長く続けたいなら、きちんとブレーキを踏みましょう。
これは、人間関係にも当てはまります。
友人関係、恋人関係、夫婦関係。
一時的な関係ではなく、長く関係を続けたいなら、アクセルだけでなく、ブレーキも大切にしましょう。
適度な距離感とバランス感覚で付き合っていくことです。
アクセルばかり踏んでべたべた接触するより、上手にブレーキを踏みながら適度な距離感で付き合うほうが長続きします。
あなたの周りにいる、長続きしているカップルを思い出してください。
きっとそのカップルは、アクセルだけでなく、上手にブレーキを踏んでいることでしょう。
長く続けたいなら、アクセルだけでなく、ブレーキを踏むことです。
ライフワークにいたっては、ブレーキほど重要なことはありません。
ぼちぼちのんびりマイペースで打ち込むのがちょうどいい。
ブレーキが、ライフワークを豊かにします。
ブレーキを踏むことで、やりすぎを防ぐことができるため、健全かつ健康的に長く続けることができます。
アクセルよりブレーキを踏む回数のほうが多くなるかもしれませんが、長期的に見ると、そのほうが結果を残せるのです。