執筆者:水口貴博

悪酔いを防ぐ方法

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安酒は悪酔いしやすい。

安酒は悪酔いしやすい。 | 悪酔いを防ぐ方法

悪酔いを防ぐために注意したいお酒があります。

それは「安酒」です。

もちろん少し安いくらいなら、まだいいのです。

期間限定のバーゲンセールで安売りされていることもあるでしょう。

お店によっては、お酒が通常価格より安く販売されていることもあるはずです。

相場より1割や2割程度安いくらいなら問題はないでしょう。

しかし、安すぎるお酒には要注意です。

一般的に安酒は、悪酔いしやすい傾向があります。

原因は2つあります。

「添加物」「不純物」「コンジナー」です。

(原因1)
添加物

安酒は、糖類や人工甘味料など、余計な添加物が含まれています。

一般的にお酒は、おいしいと感じる風味になるよう、何度も試験を繰り返された結果、バランスが調整されています。

ところが、安酒の場合、コスト削減のため、添加物のバランス調整が不十分になっていることがあります。

添加物の配合がアンバランスだったり、余計な添加物が入っていたりすると、味わいが不自然になります。

不快感の原因になり、悪酔いにつながることがあります。

(原因2)
不純物

一般的にお酒の製造工程では、不純物の除去作業がきちんと行われています。

基本的にお酒の中の水とエチルアルコール以外は、すべて不純物として分けられます。

ところが安酒の場合、コスト削減のため、不純物の除去作業が不十分になっているケースがあります。

お酒に不純物が混じっていると、肝臓でのアルコールの代謝が遅れます。

アルコールの代謝が遅れると、不快感の原因であるアセトアルデヒドが発生しやすくなり、悪酔いを引き起こすのです。

(原因3)
コンジナー

お酒の製造工程では、不純物が出されます。

この不純物は「コンジナー」と呼ばれますが、お酒に甘みやうま味をもたらすため、再利用されることがあります。

ところがお酒にコンジナーが含まれると、アルコールの代謝に加えコンジナーの処理が必要になるため、肝臓に負担がかかります。

肝臓がアルコールやコンジナーの代謝が不十分になり、アセトアルデヒドが発生しやすくなります。

結果として、悪い酔いにつながることがあります。

§

お酒の選び方は自由ですが、悪酔いを避けたいなら、安酒は避けておくのが無難です。

わざわざ安酒を選ぶのは、悪酔いをしにいくようなもの。

経済的なメリットはあるものの、体調不良になっては意味がありません。

悪酔いを防ぎたいなら、安酒を避けておくほうがいいでしょう。

悪酔いを防ぐ方法(13)
  • 安酒には注意する。
悪酔いをするのは、お酒の種類にあるのかもしれない。

悪酔いを防ぐ方法

  1. 悪酔いを防ぐ基本は1つだけ。
    「適量を守りながら、ゆっくり飲むこと」
  2. 飲みすぎの防止は、自覚から始まる。
  3. 適量を守って楽しむお酒が、一番おいしい。
  4. お酒と水分を一緒に取るようにする。
  5. もともとお酒に弱い体質なら、適量範囲を狭めておく。
  6. 空腹や喉が渇いているときにお酒を飲むと、悪酔いしやすい。
  7. たくさんお酒が飲めることが偉いのではない。
    節度を持ってお酒を飲めることが偉いのだ。
  8. 飲酒は、物足りないくらいでやめるのが、ちょうどいい
  9. ため込んでいるストレスが、酒癖の悪さにつながっていないか。
  10. お酒の一気飲みほど、危険な飲み方はない。
  11. お酒の飲み方でかっこつけるのではない。
    仕事の結果でかっこつけるのだ。
  12. 飲酒に集中するのではない。
    コミュニケーションに集中するのだ。
  13. 安酒は悪酔いしやすい。
  14. 悪酔いをするのは、お酒の種類にあるのかもしれない。
  15. 周りのペースに乗せられないように注意する。
  16. お酒が好きな人の近くに座ると、飲みすぎやすくなる。
    お酒が苦手な人の近くに座れば、飲みすぎることもない。
  17. あらかじめ相談をしておき、お酒の予防線を張っておく。
  18. お酒で大失敗をしたら、記憶と後悔が鮮明なうちに一部始終を書き留めておく。
  19. 筋トレ後の飲酒は、悪酔いの原因になる。
  20. 二日酔いを迎え酒で紛らわせるほど、危険な飲み方はない。
  21. 寝酒・昼酒・迎え酒は、アルコール依存症の入り口。
  22. 酒癖を直す手がかりは、子ども時代の熱中にある。
  23. 飲酒量を把握しておかなければ、適量の調整も難しい。
  24. 最初に飲むぶんだけ注文して、追加注文をしない。
  25. 悪酔いを防ぐなら、ちゃんぽんは避けたほうが安心。
  26. 上手な嘘は、社交の知恵。
    「お酒に弱い」という嘘も、時には有効。
  27. 体調が悪いときは、無理にお酒を飲むのは控える。
  28. 悪酔い・二日酔い防止のサプリメントに頼る。
  29. どれだけ酒癖の悪い人も、そもそもお酒を飲まなければ、醜態をさらすことはない。
  30. どうしてもお酒がやめられないなら、アルコール依存症を疑ってみる。

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