あなたには、説得したいことがありますか。
口説きたい相手はいますか。
想像力を鍛えるトレーニングの一環として、説得や口説き方を考えることが有効です。
相手の性格や特徴を知っていれば、ある程度、話の展開を予想できるでしょう。
頭の中で「こんなふうに説得すればいいだろう。こんなふうに口説くとスムーズだろう」と想像してみましょう。
もちろんあくまで想像なので、必ずイメージどおりに進むとは限りませんが、無駄にはならないはずです。
たとえば、上司に提案したい企画があるとします。
普通に提案するだけでは企画が通りそうにないなら、しっかり想像力を働かせて、きちんとした説得を考えます。
行われるであろうコミュニケーションのキャッチボールを想像しながら、さまざまな話の展開を予想します。
どう言われても上手に切り返せるよう、万全な説得を考えておきます。
上司の性格や人柄を知っていれば、ある程度具体的に想像できるでしょう。
さまざまな状況をシミュレーションすることになるため、想像力を鍛えるトレーニングになります。
イメージトレーニングにもなるため、実際のコミュニケーションを円滑にする働きがあります。
口説き方を考えることも、想像力を鍛えるのに効果的な方法です。
好意を寄せる異性がいて、親密になりたいとき、上手な口説き方を考えてみましょう。
どうすれば好意をうまく伝えられるか、あれこれ想像してみます。
口説き方を考えていると、だんだん幸せな気持ちになっていくはずです。
しっかりシミュレーションしておけば、口説く勇気も出てくるでしょう。
話の展開を想像しておけば、本番でも、スムーズに対応できるはずです。
説得や口説き方を考えることは、想像力を鍛えるトレーニングになるだけではありません。
イメージトレーニングの一環になるので、本番をスムーズにする効果もあります。
説得や口説き方を一度に考える必要はなく、分けて考えてもかまいません。
これはほかの場面でも同じです。
親に1人暮らしや海外留学を説得するとき、面接官や採用担当者を口説くときも、心がけは同じです。
前もってしっかり想像しておき、十分なシミュレーションをしておきましょう。
本番対策になるだけでなく、想像力を鍛えるトレーニングにもなります。