過去を振り返っていませんか。
もちろん懐かしむ程度ならいいのです。
過去を振り返って、楽しい出来事や心地よい思い出を懐かしむこともあるでしょう。
たまには友人との昔話に花を咲かせて、過去を振り返る程度なら悪くありません。
また、過去に過ちがあれば、悔やむ気持ちが忘れられず、ふいに振り返りたくなることもあるはずです。
しかし、やみくもに過去を振り返る姿勢は、爽やかではありません。
過去を振り返ると、くよくよするのが定番です。
過去の失敗を思い出しては悔やむ。
昔の出来事を思い出しては、ため息をつく。
過去を思い出しては「あの頃に戻りたい」と考える。
「あのとき、こうすればよかった」と思うこともあるでしょう。
よい出来事より悪い出来事のほうが印象に残りやすいため、過去を振り返るたびに、落ち込むことも多くなります。
過去を振り返りすぎると、後悔や執着心が出てきます。
過去は過去です。
今さら過ぎ去ったことを悔やんでも仕方ありません。
時間は前しか進みません。
タイムマシンでも発明されないかぎり、一度過ぎ去った過去には戻れない。
過去には、たった1秒すら戻れません。
たとえ楽しい出来事ですら、振り返っても仕方ありません。
過去は過去であり、今は今です。
楽しい出来事を振り返るのは心地よいですが、生産性でも建設的でもありません。
過去を振り返る分だけ、今の貴重な時間が失われます。
過去の楽しい出来事より、今のほうが大切です。
過去を振り返るのは、後ろを見ながら車を運転するようなもの。
スピードが出ないばかりか、危険です。
過去を振り返ってばかりでは、貴重な時間が過ぎるだけでなく、気力や体力も奪われるのです。
必要以上に過去を振り返るのはやめましょう。
過去を振り返る時間や労力があるなら、今を生きることに使いたい。
あなたが生きているのは、常に今しかありません。
常に今を生きることです。
今に集中する方法は簡単です。
今すべき仕事に集中するだけです。
勉強なり仕事なり、しなければいけないことに着手しましょう。
今するべき仕事に集中するだけで、今を生きることができます。
顔だけ前を向くのではなく、意識も前を向いてください。
よい未来を作りたいなら、今を一生懸命生きることです。
今をしっかり生きることが、よい未来を作ることになります。
時間は1秒も止まることはありません。
今この瞬間も、時間は刻々と前に進み続けています。
結果は後から付いてきます。
今は、全力を尽くすことに集中しましょう。
顔は、過去ではなく、未来のほうを向くこと。
意識的に前を向き、今を生きることに集中すること。
未来の方向を向いて生きるほうが、明るく爽やかな気持ちでいられるのです。