優しい人の表情には、華があります。
笑顔です。
笑顔ほど、優しい雰囲気を出すものはありません。
いつもにこにこした笑顔を振りまいていて、明るくアットホームな雰囲気があります。
にこにこ笑顔になるだけなら簡単そうに思えるでしょう。
たしかに笑うだけなら、赤ちゃんでも子どもでも誰でもできます。
もちろん楽しいときや嬉しいときに笑顔になるなら、誰でも簡単にできる。
自然と笑顔になって、活気に満ちた雰囲気になるでしょう。
しかし、優しい人が心がけているのは「どんなときでも笑顔」という点です。
楽しいときや嬉しいときだけでなく、そうでないときも笑顔です。
たとえば、仕事が忙しくて余裕がないときであっても、笑顔です。
つらくても苦しくても、にこにこしながら仕事をします。
悲しいことがあっても、明るい表情を心がけます。
少し引きつった笑顔になることもありますが、意識をして笑顔を心がけています。
元気がなくても「何とか元気を出そう」「少しでも明るい雰囲気を出そう」と心がけも伝わってきます。
笑顔の様子から「大変であっても、何とか乗り越えてやろう」という意気込みが伝わってきます。
これは意外と難しい取り組みです。
いつも笑顔でいることは、なかなか普通の人にできることではありません。
だからこそ、いつもにこにこしている人は、人一倍、優しい人になれます。
驚くべきことに、表情と感情には密接な関係があります。
暗い表情をしていると、暗い気持ちになります。
明るい表情をしていると、明るい気持ちになります。
明るいから笑顔になるのではなく、笑顔になるから明るくなります。
たとえ暗い気持ちであっても、笑顔を心がけているうちに、だんだん明るい感情が湧き上がってきます。
優しい人は、表情の特殊効果を知っているので、普段から積極的に笑顔を心がけています。
爽やかな笑顔は、人を魅了する力がある。
いつもにこにこしているので、雰囲気が明るく、吸い寄せられるように多くの人が集まってきます。
笑顔になっているうちに、協力者が集まり、いつの間にか困難も乗り越えているのです。