「近づくだけで、嫌な顔をされる」
「近づくと、後ずさりされることが多い」
「近づいても、なぜか逃げられてしまう」
もしそんな状況があれば、自分の表情で振り返ってみてほしいことがあります。
無表情で相手に近づいていないでしょうか。
うつろな表情を浮かべながら近づいていないでしょうか。
それはよくありません。
無表情は何を考えているのかわからないため、相手を不安にさせます。
急に危害を加えてきそうな、危ない雰囲気があります。
そのため無表情で近づくと、相手は危険や恐怖を感じ、反射的に後ずさりします。
無表情を「気持ち悪い」と感じる人も少なくありません。
あなたも、無表情で近づいてくる人がいれば、とっさに後ずさりをするでしょう。
「何だか怖い」「気持ち悪い」「何かされそう」と感じて、逃げたい気持ちになるはずです。
あなたがそう感じるように、相手もそう感じます。
無表情な人は、無情な人と誤解されます。
無表情で近づけば、逃げられるのも当然なのです。
相手に受け入れてもらいたいなら、ほほ笑みながら近づきましょう。
大げさな笑顔である必要はありません。
口角を少し上げて、にこにこほほ笑むだけでOK。
話す前から笑顔で近づくのは不自然と思うかもしれませんが、そんなことはありません。
話す前からにこにこするのは、別に変なことでもなければ不自然なことでもありません。
もちろん過剰な笑顔はやりすぎですが、にこにこほほ笑みながら近づくのは自然の範囲。
むしろ人間関係では当たり前のマナーの1つと言っていいでしょう。
笑顔は、非言語コミュニケーションの1つです。
言葉は発していなくても「あなたに好意的です」「楽しい話をしましょうよ」というメッセージが相手に伝わります。
笑顔からポジティブな印象が出るため、相手は警戒心が小さくなり、自然と受け入れてもらえます。
笑顔になっていると、優しく明るく温かい雰囲気が出るため、相手は好意的な印象を抱きます。
話す前から明るい雰囲気を出しておけば、後ずさりされることも逃げられることもなくなります。
人に近づくときは、にこにこした笑顔を心がけましょう。
初対面の人に対してだけでなく、慣れ親しんだ人に対しても同じです。
逃げられることなく、受け入れてもらえるはずです。
たとえ親友であっても、にこにこしながら近づきたい。
笑顔で近づくから、受け入れられるのです。