ショックな言葉は記憶に残ります。
ショックな言葉は、ぐさりと心に突き刺さり、ストレスや不快感があるため、長く残り続けます。
子どものころに言われたショックな一言は、大人になってからも覚えているものです。
幼いころ、親や先生に言われたショックな一言は、今でも覚えているでしょう。
では、記憶に残るのは、ショックな言葉だけかというと、そうではありません。
応援の言葉も記憶に残るのです。
あなたの人生を振り返ってみてください。
応援された言葉は、ショックな一言と同じくらい、よく覚えているのではないでしょうか。
「頑張れよ」という親からの応援の一言。
「大丈夫だよ。絶対うまくいくよ」という親友からの一言。
「間違いなく将来あなたは大物になる」という恩師からの一言。
時間が経った今でも記憶に残っているはずです。
頭から離れず、時間が経って大人になってからもよく覚えているものです。
応援の言葉も、ぐさりと心に突き刺さるからです。
自分を肯定してくれる言葉は大変ありがたくて嬉しくて、ぐさりと心に突き刺さります。
落ち込んで心が弱っているときは、希望の光を求めているので、ちょっとした応援の言葉でも印象深くなります。
覚えようとしなくても覚えたくなる。
自分を応援する言葉は、根拠がなくても信じたい気持ちが後押しするため、ますます記憶に深く残るのです。
相手の記憶に残りたいなら、応援する言葉をかける人になることです。
応援の言葉は何でもかまいません。
「絶対うまくいくよ!」
「うまくいくように祈っていますね!」
「あなたなら絶対うまくいく!」
「いつもの調子でいけば、成功するよ」
応援の言葉は「断言口調」のほうが効果的です。
「あなたはうまくいきそう」より「あなたは絶対うまくいく」と言い切ったほうが、心に突き刺さります。
未来を言い当てる占い師のような雰囲気になるでしょう。
根拠はなくてもいいのです。
応援の言葉は、根拠がなくても許されます。
励ましの言葉は嬉しい言葉なので、根拠がなくても受け入れてもらえます。
もし根拠を聞かれたら「そういう未来が見えたから」と言えばいいのです。
ますます占い師のような雰囲気が出てくるでしょう。
応援の言葉をいつでも言えるよう、前もって準備しておくのもいいでしょう。
「そこまでするなんて大げさ」と思うかもしれませんが、よく考えてみてください。
ある人の一言であなたが救われたように、あなたの一言が誰かを救うこともあります。
あなたの一言が誰かの人生を救うかもしれないのですから、それだけの価値はあります。
たった一言が何年も何十年も、相手の心に残るのです。
これほど素晴らしい言葉のプレゼントはありません。
批判する人ではなく、応援する人になりましょう。
応援してくれる人は、忘れられない人になるのです。