今、付き合っている彼女と私は、メールで知り合いました。
メールのタイトルが「初めまして」という1行から始まる出会いです。
まさか彼女になるとは思ってもいなかったので、初めは何気ないよくあるメル友から始めたと言えばわかりやすいことでしょう。
最初は単なるメールのやりとりをしていただけなのですが、途中から恋愛感情が生まれてきたというパターンです。
メールという手段によってお互いのことを知るようになれば、だんだん相手に興味を持ち始め、好きになってしまったわけです。
しかし、メールからの出会いは、本当の出会いではありません。
出会っているように思えても、まだ単なる「メル友」でしかないのです。
私は相手に恋愛感情が生まれてからは、すぐ直接会いたいと思うようになりました。
メールだけのやりとりでは、文字で相手のことを知っているだけにすぎず、どんな人なのかは、会ってみないとわからないからです。
会社への就職では、どの会社でも必ず面接があります。
それは履歴書の写真と経歴だけでは、その人がどんな人なのかわからないので、必ず直接会って話をするのです。
直接会ってみないと本当のところがわからないため、面接が存在するのです。
恋愛においてもそうです。
あなたが好きな人とメールをしているだけなら、まだ単なる文字のやりとりにすぎません。
本当のところは、直接会ってみないことにはわからないのです。
私が初めて知り合った機会こそ、メールでした。
その結果相手のことを好きになり、直接会う約束もすぐしました。
最初は携帯で写真を送ってもらい、もちろん何度もメールでもやりとりをしましたが、私の心の中は不安でたまらなかったのです。
それは「まだ会ったこともない」ということです。
会ってみて、初めて自分の本当の気持ちも確認できます。
彼女と初めて会った場所は、日本の中心、東京駅でした。
当然ですが、やはり実際に会ってみると自分が思っていた人とは若干の違いがありました。
しかし、私は「これが本当の彼女なんだな」と心から思いました。
むしろ今までのやりとりのほうが仮想的なやりとりであって、本当の出会いではなかったのです。
初めて会って思っていたところと違う部分もありましたが「本当の出会い」ができたという安心感のほうが上回っていました。
直接にあったときこそ、本当に「この人」だと思えるようになりました。
頭の中で膨らませる想像だけでは、単なる片思いです。
片思いは、まだ本当に相手と接触していないので、実際のところはどうなのかわからないのです。
メールのやりとりでも、最終的には必ず会うようにすることです。