親が同棲を許可する条件として「実家の近くに住むこと」と指示をされることがあります。
わが子が同棲するなら、少しでも近くで暮らしてほしいと思うもの。
もしくは「実家から近いほうが便利で安心」と考え、選ぶこともあるかもしれません。
「同棲ができるなら、場所はどこでもよい」と思いますが、安心とはかぎりません。
実家の近くで同棲を始めたとき、よく起こりがちなトラブルがあります。
それは、頻繁に親が訪問してくることです。
実家から近いと、簡単に立ち寄れます。
親が、買い物や病院に行くついでに立ち寄ることが考えられます。
たまに訪問するくらいならいいですが、週に何度も訪問されると、さすがに対応が大変でしょう。
自分の親ならまだ気楽ですが、パートナーの親なら、ないがしろにはできません。
不平不満があっても、嫌な顔を見せたり無視したりするのは難しい。
気遣うことが多くなれば、日常のストレスになるでしょう。
たとえ事前に許可があったとしても、やはり頻繁な訪問は悩ましい問題になるはずです。
親に部屋の合鍵を渡していた場合、勝手に上がり込んでいることもあります。
親とはいえ、無断で2人のプライベートな環境に上がり込むのは無神経と言えるでしょう。
パートナーとはうまくいっているのに、親が頻繁に訪問してきたせいで同棲がこじれるケースがあります。
特に過干渉の親の場合、あらかじめ注意が必要です。
実家の近くで同棲すると、必ず失敗するわけではありませんが、潜在的なリスクとして認識しておくといいでしょう。
実家の近くで同棲するのが絶対悪いわけではありません。
親が同棲を許可する条件として提示したなら、仕方なく従うしかないでしょう。
もし親が頻繁に訪問してくるなら、少し頻度を抑えてもらうように言います。
ただし、ストレートに言うより、オブラートに包んだ穏便な言い方を心がけましょう。
当たり障りのない言い訳を考えたうえで伝えるのが得策です。
「仕事で忙しい」「2人の時間を大切にしてほしい」など遠回しに伝えるのも1つの方法です。