結婚式でのスピーチ。
仕事で行うプレゼン。
就職活動での面接。
大事な勝負所では、心拍数は上がり、呼吸が乱れ、汗をかきます。
心や体が張り詰めると「緊張している」と考えるのが普通でしょう。
たしかに状態を表す表現としては正しいですが、考え方を変えてみましょう。
「緊張している」ではなく「緊張させてもらっている」と考えるのです。
「緊張している」と考えると、つらさや苦しみばかりに集中してしまいます。
「緊張させてもらっている」と考えると、喜びや感謝に注意が向くようになります。
ありがたくて恵まれている実感が湧くでしょう。
貴重で珍しい経験であると気づきやすくなるでしょう。
緊張させてもらえることに、感動できるようになります。
たとえば、プレゼンの直前で緊張している場面があったとします。
このとき「ありがたい。緊張させてもらっている」と考えると、緊張に対してポジティブな感じ方に変わります。
自分のプレゼンのために集まっている人たちが、敵ではなく味方に見えてくるでしょう。
「自分の成長を手助けしてくれるために、多くの人が集まってくれた」
緊張させてもらっていると考えることで、ありがたい気持ちが湧き、緊張できることが嬉しくなるでしょう。
緊張の受け止め方が、ネガティブからポジティブに変わります。
あなたは今、緊張させてもらっています。
大変ありがたく、光栄なことなのです。