雑談が下手な人は、遠くの話題が多い。
遠く離れた町の話、海外の話、はるか遠い未来の話。
もちろんたまには、遠くの話もいいのです。
遠く離れた町の話は、知らないことがあって、興味が湧くでしょう。
海外の話は、未知の世界のように感じて、勉強にもなります。
はるか遠い未来の話をして、可能性にあふれた将来の話に興奮するのも、有意義な時間になるはずです。
ときどき楽しむ程度ならいいですが、遠くの話題が多くなるのは要注意です。
遠くの話題は、物理的・時間的に離れすぎているため、想像しにくかったり実感が湧きにくかったりします。
遠い町の話をされても、行ったことがなければ、想像がしにくいでしょう。
海外の話は、未知の世界である一方、自分には関係ない印象があり、親近感が湧きにくいでしょう。
100年後や200年後のような、遠い未来の話は、途方もなく先の話なので現実味が乏しく、嘘のように聞こえるかもしれません。
かけ離れた印象が、無関心や無関係という心理的な壁を生み、雑談に悪影響を及ぼすことがあります。
雑談が上手な人は、近くの話題が多い。
隣町の話、国内の話、近い将来の話。
物理的・時間的に近いと、具体的にイメージしやすくなります。
隣町の話なら、すでに知っていてご近所なので、想像がしやすく親近感も湧きやすいでしょう。
国内の話は、自分にも関係しているので、興味関心が湧きやすいでしょう。
近い将来の話は、もうすぐ起こりえることなので、現実味が帯びるでしょう。
近くの話は、身近であるため想像がしやすく、実感も湧きやすくなります。
雑談を盛り上げるなら、遠くの話より近くの話なのです。