親はたいてい、安定した就職先を促す傾向があります。
上場企業・大企業・公務員などです。
親も悪気があるわけではありません。
大事なわが子を真剣に思ってのことです。
安定した就職先を歩んでもらいたいのは、当然の親心です。
しかし、往々にして、親と子の希望はすれ違いやすい。
自分が希望する業界・職種・企業など、親との意見が合わないのです。
親と意見が合わないとき、どうするか。
まず最も大切なのは、自分の希望です。
「親の指示は絶対」と考え、完全に服従しなければいけないルールはありません。
もちろん親の希望の中で、叶えられる点は配慮したほうがいいのですが、あくまで任意です。
就職活動は、人生の大事な分岐点。
仕事は、人生の大半を決める要素です。
その仕事を決めることは、人生を決めると言っても、大げさではありません。
いつもは親にNOと言えない人でも、就職の進路だけは、希望をきちんと主張することです。
本当に進みたい進路があるなら、ここで強気にならないと、一生後悔するでしょう。
反対を押し切るか、妥協するか、屈服するか。
人生の大事な勝負所なのです。
本当に進みたい道なら、親の希望であれ、反対を押し切る勇気が必要です。
ただし、反対を押し切るなら、マナーがあります。
話し合いです。
親を敵に回しても、いいことはありません。
自分の主張だけを一方的に押し付けるのではなく、理解してもらえるまで話し合いましょう。
理解が得られるまで何度も話し合いをして、人生に真剣であることをしっかり伝えます。
親も鬼ではありません。
熱意と意欲が伝われば、いつかは子どもの希望を理解してくれるでしょう。
理解が得られれば、協力を得やすくなるため、難しい就職活動も乗り越えやすくなるのです。