人生では、諦めが伴う場面があります。
2つの選択肢があれば、どちらかを諦めなければなりません。
仕事を諦め、結婚する。
志望業界を諦め、別の業界に進む。
やりたい仕事を諦め、お金のためだけの仕事に就く。
進みたくても、事情があって、諦めざるを得ない場合があるものです。
もちろん確実に不可能である道なら、むやみに執着するのは不毛です。
完全に不可能なら、さっと見切りをつけ、別の道に進んだほうがいいでしょう。
しかし、中には一見不可能に思えても、努力を重ねれば、打開策を見いだせる場合があります。
たとえば、志望企業を諦めそうになったとき、遠い親戚に関係者がいて、思わぬ縁に恵まれることがあります。
諦めそうになったとき、自分に問いかけてみてください。
「その道を諦めて後悔しないか。さらに努力をすれば、道が開けるのではないか」と。
人生のある時期、楽な道を選んだため、ずっと後悔を引きずる場合があります。
「もしあのとき、こうしておけば……」という苦しみを、一生涯、背負い続けます。
これは、かなり苦しいことです。
そうなるくらいなら、今、もう少し努力しておくほうが建設的です。
分厚い壁があっても、意欲や熱意で、突破できるかもしれません。
前例がなければ、自分が前例を作ればいい。
自分ができる努力を尽くした結果、不可能とわかれば、そのときに諦めればいいことです。
そういうときの諦めは、気持ちがいいものです。
簡単に諦めないことです。
後から悔いて苦しむくらいなら、今苦しい思いをして、希望の道に進んでおくほうが、長期で見て楽です。
人生は、泣いても笑っても、一度きり。
これは、地球上、すべての人に共通です。
一度しかない人生のために、最も自分らしい道を進みましょう。
いばらの道であっても、それが自分の選択と判断なら、きっと素晴らしい道になるでしょう。