企業研究の際に注目するのが、資本金です。
資本金とは、事業を運営するときの基礎となる資金です。
小企業・中企業・大企業の区分けも、資本金が基準の1つになっています。
資本金が大きければ大きいほど、企業の規模も大きいと判断できます。
企業の規模が大きければ、事業も安定していると考える人もいるかもしれません。
しかし、資本金だけで企業の安定状態を判断するのは注意です。
たしかに資本金が大きいほど企業の規模も大きいですが、それが安定と比例しているわけではありません。
たとえば、資本金が大きくても、大きな赤字や負債を抱えている企業もあります。
資本金が大きくても、経営が危ない企業もあります。
資本金は、安定を示す目安の1つですが、絶対ではありません。
企業の安定を確認するには、資本金だけでなく、さまざまな角度からの確認が必要です。
設立した年・従業員数・沿革・事業内容・取引先・売り上げなどです。
「資本金は、企業の規模を図る1つの目安」と考えるくらいでいいでしょう。