傷痕だけでは、不採用の理由にはなりません。
生きていれば、転んだ擦り傷ができたり、跡ができたりするもの。
また事故や手術などで、やむを得ず大きな傷痕ができることもあります。
普通に生活していれば、大なり小なり、体の一部に傷はあるのが普通です。
法律においても、俳優・歌手・モデルなどを除き、外見や容姿を理由による不採用が禁止されています。
リストカットのような、ネガティブな傷痕である場合を除き、普通の傷痕が直接の原因で不採用になることはありません。
たとえ生命保険や金融などの保守的な業界であっても、選考に影響が出ることは小さいと考えるのが妥当です。
傷痕があっても、業務に支障は出ないはずですから、安心して面接に挑みましょう。
注意したいのは、傷痕を気にして落ち着かない態度を見せてしまうことです。
不自然に傷痕を隠そうと手や体を不自然に動かしたりしていると、その不自然な動きのほうが目立ちます。
採用担当者は、応募者の傷痕より、コミュニケーション能力や技能など、あくまで会社の利益に貢献する部分を知りたがっています。
目立つ跡があっても、気にせずしっかり前を向き、堂々とした様子を見せましょう。
しっかりした態度をアピールできれば、応募者の芯のある人間性に注意が向きます。
傷痕が気にならないくらい、自分の中身を見てもらうと努力することが大切です。