就職活動では、注意したい仕事の決め方があります。
職業で決めるのはよくないのです。
「医者になりたい」「弁護士になりたい」「パティシエになりたい」などです。
一見すると、問題ないように思えますが、注意が必要です。
職業が、最初に来るのは理想ではありません。
見栄だからです。
職業で仕事を選ぶのは、見栄が関係しています。
「かっこいいから。世間体がいいから。尊敬されるから」というのは、不純な動機です。
職業の響きだけで仕事を選ぶと、失敗します。
職業だけで決めてしまうと、その仕事に就いた瞬間、夢が達成されます。
「ああ。夢が叶った」と思い、抜け殻になるのです。
どんな仕事も大変です。
一見、かっこいい仕事に見えても、裏舞台は戦争です。
対立やトラブルがあり、泥臭くてつらいことばかりです。
職業の響きだけで決めると、その職業に就いてから「こんなはずではなかった」と、失望しやすくなるでしょう。
では、何を基準に決めればいいのか。
やりたいことです。
一番大切なことは、何をやりたいかです。
人に教えたいのか。
人を笑わせたいのか。
人のけがを治したいのか。
機械を扱いたいのか。
プログラミングをしたいのか。
部屋をきれいにしたいのか。
服をコーディネートしたいのか。
まず、やりたいことがあって、次にそれを実現できる仕事を選びます。
職業の響きに惑わされないことです。
まず必要なのは「自分のやりたいこと」です。
そのやりたいことを実現する手段として、職業を考えるのです。