何かを決めるとき、じゃんけんで決めるときがあります。
じゃんけんをする様子を見ると、実にユニークです。
やる気のある人と、ない人が、はっきりわかれるのです。
やる気のある人は、じゃんけんに力を入れます。
体を構えたり、歯を食いしばったり、差し出す手に力を入れたりしています。
「絶対に勝ってやるぞ」という雰囲気が、よく伝わってきます。
一方、やる気のない人は、じゃんけんに力がありません。
だらりとした表情や姿勢だったり、差し出す手が弱かったりします。
「どうせ運だから、やる気になっても仕方ない」と思っているのです。
たしかにじゃんけんは、運任せです。
やる気があってもなくても、勝敗には関係ありません。
しかし、違うのです。
勝敗に関係しなくても、かっこよさに関係します。
やる気のあるじゃんけんは、負けてもかっこいいです。
力を入れて差し出す手には、気持ちを込めて、全力を出したような雰囲気があります。
頑張っているように見えるため、周りの人への印象がよくなります。
じゃんけんで負けても、かっこよく見えるのです。
一方、やる気のないじゃんけんは、勝ってもかっこ悪いです。
やる気のない様子から「運のおかげで勝てただけ」という印象があります。
やる気の様子から、そういうふうに見えてしまいます。
運任せだから、態度が大切です。
じゃんけんをするときは、やる気を見せましょう。
やる気は出したほうが、結果がどうであろうと、人としての印象がよくなります。
やる気を見せれば、負けてもかっこいいのです。