あるとき、人からうるさい小言を言われることがあります。
「ああしなさい。こうしなさい。かくかくしかじか」です。
「うるさいなあ」と思い、悩むことでしょう。
そんなときに思い出してほしいことがあります。
目覚まし時計です。
起きる時間に「ピピピ、ピピピ」という大きな音が、鳴り始めます。
「うるさいな」と思いますが、だからとはいえ、静かでは気づきません。
目覚めるためには、大きな音が必要です。
うるさい音だからこそ、目覚めることができます。
人間関係も、目覚まし時計と同じです。
うるさいからいいのです。
あなたを目覚めさせようとする声です。
「そうではないよ。こうなんだよ」というアドバイスであることに、気づくことです。
はっとします。
その瞬間、目覚めるのです。
悟りを開く感覚です。
「そうか。自分は勘違いをしていた。本当はこれが正しかったのか」と。
うるさい声だからこそ、目覚めることができます。
目覚まし時計だったのです。
自分を目覚めさせようとする声であることに、気づきましょう。