人と接していて、理解できない人間関係に、悩まされることがあります。
話、性格、相性などが合わないことです。
理解できないからと言って、拒むのではありません。
そういうときに、思い出してほしいことがあります。
美術鑑賞です。
美術館に行き、絵をたくさん眺める自分を想像しましょう。
一見、理解できない絵があっても「意味があるのだろう」と思いますね。
絵であるからには、画家の何らかの意図が表現されているはずです。
「理解できないのは、きっと自分の感性が足りないせいだ」と思います。
目に力を入れて「何とか理解しよう」と思うから、芸術を楽しめます。
たとえ理解できなくても、レベルの高い芸術に触れることで、充実した時間を送ることができたと思います。
美術鑑賞は面白くなり、味わいが出てくるのです。
人間関係も、美術鑑賞と同じです。
芸術を楽しむつもりで、人と接してみましょう。
「理解できないのは、きっと自分の感性が足りないせいだ」と考えてみます。
自分の主張や意見を引っ込めて、相手が表現している言葉に耳を傾けてみます。
すると、理解できない人との触れ合いが、面白くなります。
理解できないことを「何とか理解してみよう」と思うから、人間関係を楽しめます。
理解できない相手とも、コミュニケーションが取れるようになるのです。