今だから言えるのですが、私は社会人になってから、水虫に悩んだことがあります。
今は治っていますが、当時は苦労しました。
社会人になり、1日中、靴下にビジネスシューズをはいていたため、足の環境が悪くなったのです。
ショックでした。
水虫になると、足からにおいが発生します。
単に「足がくさい」というレベルではありません。
卵が腐ったような、においがするのです。
足のにおいの予防といえば、足をしっかり洗ったり、通気性をよくしたりなどがあります。
「水虫も、足を入念に洗えば、すぐ治るだろう」と思います。
ところが、そう単純でなかったのです。
完治するのに、5年もかかってしまいました。
水虫に対する知識が乏しく、水虫をなめていたことが原因です。
足をきれいにして、通気性をよくする生活が続けば、一時的に収まります。
この「一時的に収まる」のが、厄介です。
何度これに騙されたか、わかりません。
実は、一時的に収まったように見えても、ほとんどの場合、皮膚の下で「休眠状態」になっているだけです。
水虫は「はくせん菌」と呼ばれる菌が、原因です。
この菌は、皮膚の奥深くにまで生息しているので、単に足を入念に洗ったくらいでは、治ってくれないのです。
治ったように見えても、皮膚の奥深くには、まだ菌が残っています。
油断すると、すぐ再発します。
「よし! 治ったぞ」というぬか喜びを、何度味わったか数え切れません。
治ったり再発したりという波が、何年も続きました。
水虫は、皮膚科の病院に行って治してもらうのが一番です。
水虫専用のクリームを処方してもらいましょう。
クリームを、数カ月から1年くらい塗り続けると、次第に収まってきます。
バスタイムでは足を入念に洗い、足の通気性をよくする生活を心がけましょう。
そういう苦労した経験があってから、足の状態には気を使うようになりました。
水虫をなめてかかると、苦労させられるのです。