生理が終わってからの10日間、肌の調子がよくなった経験はありませんか。
にきびが減り、肌がみずみずしくなったり、つるつるしたりなど、肌が絶好調になる不思議な経験です。
気のせいかと思いますが、気のせいではありません。
実は、生理後のおよそ10日間は、女性ホルモンの1つ「エストロゲン」が大量に分泌されます。
エストロゲンは、別名「美肌のホルモン」といわれています。
エストロゲンが分泌されると、肌が潤い、にきびができにくい状態になります。
エストロゲンがずっと分泌され続けてくれればいいのですが、波があり、生理後10日間のみなのです。
ここで朗報です。
実は普段の食事の中で、女性ホルモンであるエストロゲンと似た作用を持つ食品が確認されています。
大豆を使った食事です。
大豆を使った食事には「大豆イソフラボン」という物質が含まれています。
大豆イソフラボンの分子構造は、エストロゲンとの分子構造と似ているため、働きも似通っているのです。
積極的に大豆を使った食事を心がけると、普段から肌の調子を上げることができます。
納豆、豆腐、豆乳などです。
大豆を使った食事には、美肌効果があるのです。
ただし、積極的に口にするとはいえ、大量に食べすぎるのは注意しましょう。
女性ホルモンであるエストロゲンが大量に分泌されると、がんのリスクが高まることが報告されています。
同様に、大豆製品の食事を大量に取りすぎると、エストロゲンの副作用と同様、がんのリスクが高まることが報告されています。
豆乳なら、1日1パック(およそ200ミリリットル)。
納豆なら、1日1パック(およそ100グラム)。
豆腐なら、1日半丁です(およそ100グラム)。
一度に大量に食べようとするのではなく、あくまで普段の食事に加えるよう、自然な形がおすすめです。
積極的に大豆を使った食事を口にして、肌の調子をよくしましょう。