さまざまある洗顔料の中でも、少し変わった洗顔料があります。
「小さな粒の入った洗顔料」です。
粒が肌との摩擦を高め、古い角質を効率よく落とすという洗顔料です。
「これなら毎日余分な角質を取り除け、きれいな肌でいられる」と思います。
小さな粒が肌の上を転がると気持ちいい人もいるでしょう。
しかし、原則として、小さな粒が入った洗顔料はおすすめしません。
むしろ控えるべきです。
原則として、洗顔に道具を使わないのと同じ理屈です。
粒が肌に余計な摩擦を作ってしまい、肌を傷めやすくなるのです。
小さな粒が毛穴に入って、ダメージを与えることも考えられます。
毛穴に入るほど小さくなくても、毛穴のかどとこすれて、毛穴を広げてしまうでしょう。
特に不向きなのは、にきび肌です。
悪化した傷口に粒が入り込んでしまうと、余計に傷が悪化します。
回復を遅らせてしまったり跡が残りやすくなったりします。
余分な角質を取り除く考えは正しいのですが、洗顔料として、1日に何度も使うものではありません。
優しく洗ったつもりでも、肌を傷めやすくなります。
「嫌だ。小さな粒の触感が好きだからどうしても使いたい」
どうしても使いたければ、ピーリングと同様、週に1回を目安にしましょう。
多くても、週に2回までです。
無駄な角質がある程度たまった状態なら、小さな粒が有効に働きます。