幹事が店の予約をするときの、一般的な流れがあります。
「席の予約をお願いします」
「何名さまですか」
「8名です」
おそらくこうした事務的な流れで予約が終わることでしょう。
別に間違ってはいませんが、あまりに普通すぎます。
8名のテーブルとはいえ、どんな席になるかわかりません。
ただ予約をするのではなく、一工夫、凝らしましょう。
断られることを承知で、わがままを言ってみるのです。
「会社の大切な宴会なのですが、ふさわしい席をお願いします」
テーブルの指定はできないと断られるかもしれませんが、言うだけ言ってみるのです。
悪あがきです。
言うだけならただです。
わずかな可能性に懸けてみる。
もしかすると、気の利いた配慮をしてくれるかもしれません。
連日、宴会や飲み会が開かれているような居酒屋なら、店員は「ここがいいだろう」という席を予約してくれるでしょう。
行き慣れた居酒屋なら、テーブルを直接指定するのも、いいアイデアです。
少しでも宴会にふさわしいテーブルの予約ができれば、盛り上がりやすくなるでしょう。
幹事が店の予約をするなら、それくらいのわがままも必要です。
一歩踏み込んだ交渉力は、社会人として、必ず役立ちます。
断られてもいいので、とりあえず言うだけ言ってみましょう。