海外旅行では、リュックサックを背負った人をよく見かけます。
リュックサックは比較的大きいので、たくさん荷物を詰め込めます。
多くのものを入れられ、両手が自由に使えて大変便利です。
背中に背負うため、前方が広々とします。
また、体に密着するため、力ずくで盗みにくくなります。
特にバックパッカーにはなくてはならない必需品でしょう。
しかし、そんな便利なリュックサックにも、意外なところに潜む危険があります。
リュックサックを背負ったとき、完全に後ろが死角になってしまうことです。
悪意を持った人が、そっと背後から近寄ってファスナーを開けようとしても気づきにくくなります。
これに対する対策は、2つあります。
電車やバスなどの人混みでは、リュックサックを背中に背負うのではなく、前に背負うようにしましょう。
これなら前方を確認できるため、こっそり盗まれる心配がなくなります。
ただ、少し恥ずかしい姿になるのが難点です。
旅の恥はかき捨てだと思い、気にしないことです。
どうしても恥ずかしくて抵抗があるなら、もう1つ別の対策があります。
たとえ背後から開けようとしてもチャックに鍵がかかっていれば開けられません。
暗証番号を自分で設定できるダイヤルロック式がおすすめです。
これなら鍵を持つ必要がないので、紛失の心配がありません。
また、鍵をつけている姿が「防犯を意識している」というアピールにもつながり、泥棒を諦めさせる効果もあります。
リュックサックを背負うのはいいのですが、必ず防犯対策を施しておきましょう。