クレジットカードのサインは、どのような字体で書いていますか。
「アルファベットで書くべきか、漢字で書くべきか」
ここで悩む人は多いようです。
「海外だからアルファベットでサインをするほうがいいのかな」
「相手が読み取りにくいのではないか」
「海外なのに、漢字でサインをするのはかっこ悪い」
いろいろと考えてしまいますね。
結論から言えば、サインに最も適しているのは「書き慣れた字」です。
自分の名前をアルファベットで書き慣れているなら、アルファベット。
自分の名前を漢字で書き慣れているなら、漢字です。
「最も書き慣れている字体」というのが、重要です。
自分には、大したことのない、ありふれた字に思えることでしょう。
しかし、他人にとって、まったく同じ字を再現するのは、難しいものです。
書き慣れた筆跡には、その人が何度も繰り返して書いた「癖」が残っています。
書き慣れている字は、独特の癖がありながらも、いつも「同じ字」が書けるようになっているはずです。
これは防犯面で有効です。
多くの欧米人は漢字を書き慣れていませんから、パスポートを盗んで、悪用し同じ字を書こうとしても書きにくいのです。
たとえ、漢字を使用する国の人が書こうとしても、自分の書き慣れた字は、独特の癖が含まれた筆跡があり、再現が難しくなります。
やはり本人にしか書けませんし、自分以外の人が書いた字というのはすぐわかります。
どこの国に旅行をしようが、書き慣れている字で堂々とサインをしましょう。
書き慣れている字だからこそ、サインとしての意味や効力が最大限に発揮されるのです。