海外旅行へ行くまでに、必ず頭に入れておきたいことがあります。
渡航先のタブーです。
海外旅行へ行くとなると、母国とは一風変わった文化があります。
母国では「常識」とされているマナーでも、海外では一転して「非常識」とされていることがあります。
悪気があってしているわけではないものの、やはり思わぬトラブルに発展する可能性もあります。
アメリカでは、レストランやショップで人と会ったら「Hi!」と挨拶するのが常識です。
黙って無視をしていると、敵意を持っているものと誤解されてしまい、おかしな目で見られることがあります。
日本ではかわいい子どもの頭をなでることがありますが、イスラム圏では左手で子どもの頭をなでるのはタブーです。
イスラム圏では、左手は不浄の手とされているためです。
日本では食べ残さないことで「おいしくてすべて食べてしまいました」と表現します。
一方、中国では食べ残すことで「十分おなかいっぱいになりました」という表現をします。
ニュージーランドでは、値切るのはタブーです。
そもそもニュージーランドには、値切るという文化がないため、変な目で見られることがあります。
ブルガリアでは、首の振り方が日本と逆です。
首を縦にふるとNoになり、横にふるとYesという意味になり、誤解を招きやすいです。
日本では、宗教に関わっていると変な目で見られます。
海外では「無神論者」であると主張すると「なぜ神に感謝しないのだ」と真面目な顔で追求されることがあります。
所が変われば、文化も変わり、タブーもまたそれぞれです。
軽微なマナー違反だけでなく、時にはプライドを傷つけるようなものもあります。
うっかり行動してしまってからでは、遅いのです。
海外へ行くまでに、ガイドブックに書かれている現地のタブー集を読むようにしましょう。
タブーの勉強も、文化の勉強の1つです。